【令和8年4月厳格化】その「白トラ」委託、100万円の罰金と社名公表のリスクを負えますか?

建設業や製造業の経営者・管理者の皆様、こんにちは。行政書士の関です。
今、物流業界だけでなく、荷主となるすべての企業に「激震」が走っています。
令和8年4月1日、 運送業を巡る法律が劇的に変わり、これまで「慣習」として見過ごされてきたグレーゾーンな運搬業務が、明確な「処罰対象」となります。
特に注意が必要なのが、「荷主への直接罰則」の新設です。
■ 「知らなかった」では済まされない、荷主の責任
これまでは、無許可で荷物を運んだ「運送側」が罰せられてきました。しかし4月からは違います。 「許可のない白ナンバー業者」や「名義貸し状態の個人事業主」に運送を依頼した荷主企業に対しても、最大100万円の罰金が科されるようになります。
さらに恐ろしいのは、罰金そのものよりも「社名の公表」です。 国土交通省のホームページに「法令違反の荷主」として社名が載る。これはコンプライアンスを重視する現代において、大手取引先からの契約解除や、公共工事の指名停止を招きかねない、致命的なダメージになる可能性があります。
■ あなたの会社は「アウト」ではありませんか?
以下のケースに、一つでも心当たりはありませんか?
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ケース1: 協力会社の白ナンバートラックに、手間賃を払って資材を運んでもらっている。
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ケース2: 個人事業主に自社のトラックを貸し、外注費を支払って配送させている。
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ケース3: 「自社製品を売る形にしているから、白ナンバーで運んでも大丈夫」と信じている。
実は、これらはすべて「名義貸し」や「無許可営業」とみなされ、4月以降の摘発対象となるリスクが極めて高い運用です。
■ 運送業許可は、建設業や産廃よりも「狭き門」
「危ないなら、今すぐ許可を取ればいい」 そう思われるかもしれません。しかし、運送業の許可要件は、建設業や産廃許可とは比較にならないほど厳格です。
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車両5台以上の確保
- 運行管理者や整理管理者の配置
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2,000万円前後の自己資金の証明
- 役員法令試験への合格(合格率40~50%)
これらをクリアし、許可が下りるまでには最短でも半年以上の時間がかかります。4月の法改正に間に合わせるためには、早めに動き出さなければ手遅れになる可能性があります。
■ 私たちができること
私は、長野県内の多くの経営者様とともに、この「2026年の壁」を乗り越えるための対策を練ってきました。 「許可を取るべきか」「直接雇用に切り替えるべきか」「今の契約スキームは適法か」 会社ごとに最適な正解は異なります。
まずは、貴社の現状が「セーフ」なのか「アウト」なのか、診断することから始めませんか? 手遅れになってから「あの時やっておけば」と後悔する前に、ぜひ一度ご相談ください。


